「“歩得”健康商品券(歩いて獲得健康商品券)事業」は、「歩く」ことを健康づくりに生かす施策で、市民の健康維持・増進を応援するプロジェクトです。 日常生活の中で、指定の歩数計やスマートフォンアプリを活用して「歩く」とポイントが付与され、たまったポイントは1ポイント1円として市内の事業所で使える商品券等と交換できます。ポイントはほかにも健診(検診)受診、市が指定する講座への参加などでもためることができます。「商品券」と「健康」を一度に手に入れられる、市民にとって「お得な事業」といえます。 当プロジェクトを普及させることで、健康上の問題で制限されることなく日常生活を送ることができる期間「健幸長寿」の延伸を図り、医療費の増加を抑制します。このプロジェクトを通して、施政方針に掲げる目標の一つ「だれもが安心して住みたくなるまち」を目指しています。 今後は健康にあまり関心のない市民の参加も促し、市全体に健康意識を浸透させていきたいと考えています。
健康にあまり関心のない傾向にある若者や働く世代に、「健康の大切さ」への意識付けを進めることが求められています。また、健康寿命の延伸を図るために、事業所が積極的に健康づくりに取り組める仕組みづくりも必要と考えています。 こうした小さな取組みを広げることで、健康とともに生きがいや新たなネットワーク、住民同士の対話、まちづくりへと発展させていきたいと考えています。 ご支援のほど、よろしくお願いいたします。
当市では、健康インセンティブ事業として以下の2点を軸に据えています。 1.歩くことで健康づくり IoTを活用した新しい施策「“歩得”健康商品券(歩いて獲得健康商品券)事業」を実施し、健康情報の見える化に取り組みます。「歩いて病気を防ぐ」という一次予防策が普及することで、健康寿命の延伸及び医療費の増加を抑制します。 新たな仕組みとしては、個人だけでなく、家族や地域の仲間、職場の同僚といったグループでの参加を促します。これにより、働く世代の参加者を増やし、運動習慣の定着と健康状態の維持・改善を図ります。 参加者には歩いた分に応じてポイントを付与し、獲得したポイントを地域商品券と交換できる仕組みを取り入れます。外出する機会を増やすことで、市内の消費喚起とまちの活性化という相乗効果にも期待しています。 2.健康づくりへの環境整備 市内にサイクリングやランニング、ウォーキングコースを設置し、気軽に外出できる環境を整備します。また、歩くことや食べることに関する健康情報を紹介するガイドブックを作成します。
市民の皆さんには、家庭や学校、会社単位で健康増進に取り組み、若い世代から適正な運動や食事の大切さを意識付け、習慣化を進めることで、将来にわたって健康づくりに関心を持ち続けてもらいたいと考えています。 また、従業員やその家族がいつまでも健康に暮らせるような活動を行う「健活企業」を増やす取組みを行い、経済の活性化にもつなげます。 「“歩得”健康商品券事業」は、2018年にスタートし、2021年で4年目を迎えます。2012年1月15日から申し込みがスタートし、初年度2,500人を目指してスタートしましたが、2020年度は4,200人を超えるまでに普及・認知されています。参加継続率、平均歩数の推移も増加傾向にあります。 参加者からは「歩くことで血圧や血液検査値が下がってきました」と健康改善を実感する声に加え、「知らない人とも歩数計を見て話をするようになりました」といった声が寄せられており、地域コミュニティの活性化にも結び付いています。 健康商品券の取扱事業所も200店舗を超え、地域の消費喚起と事業所の連携・協力体制も着実に構築されてきています。