大分県北西部に位置する中津市は、山国川沿いに広がる緑と清流に恵まれた城下町です。南部にはのどかな農村風景が広がり、渓谷美と紅葉で有名な景勝地「耶馬溪(やばけい)」があります。市内には数多くのからあげ専門店があり、近年は「中津からあげ」が全国区のご当地グルメとして名を馳せています。 当市は総合戦略に「未来づくり~新しい時代に子どもの未来を開くまち~」を掲げ、生まれ育った地域に誇りを持ち、さまざまな分野で活躍できる人材育成に取り組んでいます。 福澤諭吉が幼少年期を過ごした地である当市には、明治時代初めに福澤諭吉の提言によって洋学校「中津市学校」が創設されました。2019(令和元)年8月には、当時の精神を受け継ぐ「新中津市学校」が慶應義塾の協力のもと造られました。この施設は、1階は高校生向けの学習スペース(約40席)、2階は約100人収容可能な集会室からなり、講座や講演会に利用されています。また空調設備を整えた3階建ての資料収蔵庫も新設しました。 今後は、慶應義塾との連携を強化し、当施設を市民の学習・交流の場として活用することで、人材育成につなげていきたいと考えています。 動画:市長と慶應義塾塾長との対談の様子 (R1.8.3)
当市の人口は、過去10年間ほぼ横ばいで推移していますが、大学進学や就職などによる転出傾向が見られます。そこで「中津市にいつまでも住みたい」「卒業したら中津市に戻りたい」と思う若者を育てるため、郷土愛を醸成する学習や交流の機会を増やしたいと考えています。
当市では、郷土の偉人や歴史、文化を子どもたちや若い世代に伝え、郷土愛豊かな人材の育成に力を入れています。 「新中津市学校」を核とした本事業では、以下の3点を軸に取り組んでいます。 1.市民向け講座の定期開催 慶応義塾から講師を招いて講座を開催しています。2019(令和元)年には、西澤教授による中津市学校の設立や役割をテーマにした市民講座を開催し、多くの市民が同校への理解を深めました。今後は、進学や語学に関する高校生向けの講座や、小・中・高校生を対象とした「グローカル講座」などを予定しています。 2.慶應義塾との共同研究を推進 慶應義塾と連携し、歴史資料の研究を進めています。福澤家所蔵の書物の発見や、中津市学校の初代校長・小幡篤次郎の著書の調査などで、中津ゆかりの偉人たちの功績が明らかになっています。 3.歴史資料の公開と活用 福澤諭吉や小幡篤次郎に関する研究、慶応義塾所蔵の資料の研究および公開を行っています。2020(令和2)年度には中津市歴史博物館で企画展「福澤諭吉の書」を開催しました。今後も中津の偉人に関する企画展を予定しています。
「新中津市学校」の継続的な運営に必要な財源を確保するため、企業版ふるさと納税を活用して広く寄附を募ることとしました。 同施設での学びを通じた「人材育成」や「郷土愛の醸成」に、お力添えいただければと存じます。
当プロジェクトページをご覧いただき、ありがとうございます。 地元で育った子どもたちが、地域の魅力や特徴、文化、歴史を学びながら成長することは、郷土への愛着や誇りの醸成につながると考えています。 当市では、豊かな感性をもつ人材が、将来にわたって活躍できる活力のあるまちを目指しています。 企業の皆様には、このサイトを通じて当市に興味を持っていただき、寄附を通じて当市の人材育成事業を応援していただけますと幸いです。