茨城県北東部にある高萩市は、緑豊かな里山と風光明媚な海岸線をもつ自然に恵まれたまちです。 しかし総⼈⼝は1995年の 35,604 人をピークに減少に転じており、2020年には27,431 人となっています。さらに2040 年には約2万⼈、⽼年⼈⼝の割合が43.7%となる⾒込みです。 この問題を解決すべく、地域資源を発掘・活用し、魅力あるコンテンツとして発信するほか、観光地を結んだ周遊型観光や当市ならではの体験型ツーリズムを提供し、新たな人の流れにつなげています。 近年、人口減少や核家族化の進行に伴い空き家が増加しており、治安や公衆衛生の悪化など、住民の生活に大きな影響を及ぼすことが懸念されています。こうした空き家や空き店舗を有効活用し、ビジネスチャンスの創出に取り組んでいる事業者に支援を行っています。併せて住宅購入やリフォーム費用の一部助成を行い、新たな人の流れの創出とまちの活性化を図ります。 ほかにも、ランドセルや入学祝い金の支給、高校や大学卒業後にU・I・Jターンする若者に奨学金返還に要する経費を一部助成するなど、次世代を担う子どもたち『萩っ子』を支援しています。
人口減少が進むなか、将来にわたり活力ある高萩市を維持していくことが課題です。 新たな人の流れをつくるには、従来の観光スタイルでは限界があるため、当市の魅力を発信する新たな施策が求められています。 また、空き家や空き店舗を活用した事業を通じて、新たな仕事を生み出す仕組みを構築し、移住・定住につなげるとともに、次世代を担う人材の育成にも取り組みたいと考えています。 本事業への寄附を通じて、当市の地方創生を応援していただける企業の皆様を求めています。
本プロジェクトは以下の3点を軸に展開しています。 1.地域資源を活用し、関係人口を創出する 地域資源を活用し、当市ならではの魅力あるコンテンツを発信します。例えば、茨城県最大のダム(こやま湖)でカヌーやボートを楽しむ体験型ツーリズムや、ドローン等で市内を撮影した動画を制作しています。また、花貫渓谷や高萩海水浴場、松岡城址といった観光スポットを結んだ周遊型観光を推進します。 2.快適な住環境を確保し、移住・定住を促進 高萩市地域おこし協力隊の事業として、空き家や空き店舗の新たな利用を促進。2021年夏頃に下君田地区に蔵を利用したサウナ施設を、2022年には古民家を活用した宿泊施設とドッグランを開設します。また、住宅購入やリフォームへの支援など、「住まい」を核とした施策にも取り組んでいます。 3.次世代を担う『萩っ子』の育成を目指して ランドセルや入学祝い金等の支給、子育て相談などの支援体制づくり、地域の歴史や文化にふれる機会を提供する等、地域全体で子どもの健全な育成に取り組んでいます。U・I・Jターンする若者には、奨学金返還に要する経費の一部を支援しています。
関係人口を移住につなげる上で、新たなビジネスに挑戦する事業者に、的確なアドバイスやサポート体制が必要と考えています。そこで外部活力として協働・連携いただける企業を募集しています。
2017年度に始まった大学等を卒業した市内在住者を対象にした奨学金支援制度は、今年度から高校等を卒業した若者にも拡充しています。利用者からは「支援していただいた高萩市には、自分ができることで恩返しをしたい」との声が寄せられています。 また2020年度は、ランドセル支給181名、第3子以降の子どもへの入園・入学祝い金支給45名の実績があります。保護者の皆さんからは「こうした支援は非常に助かる。ランドセルは男女色違いではあるが、個々の差がなくてよいと思う」といった声が聞かれます。住宅取得については、2021年度に制度や該当要件を見直し、よりよい住宅環境の確保に努める予定です。 本プロジェクトを、地域資源掘り起こしの「きっかけ」とし、「魅力発券の連鎖」を生み出してまちの価値を向上できるよう取り組んでまいります。そして身近にあるがゆえにその魅力に気づいていない市民や、高萩市をあまりご存じない方たちにインパクトを与えたいと思っております。 こうした取組みに関心を持っていただいた企業の皆様、ぜひご支援・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。