新発田市は溝口藩(新発田藩)の城下町として栄え、数々の歴史・文化遺産を有するとともに、豊かな自然にも恵まれた暮らしやすいまちです。しかし近年は、若年層の流出による人口減少が課題となっており、賑わい喪失などの影響が出ていることから、市中心部の活性化が急務となっています。 個人商店が軒を連ねる商店街は、かつて大勢の人が訪れ大いに賑わいました。しかし、郊外の商業施設が発展するにつれて、市街地中心部からは客足が徐々に遠のき、今ではシャッター通りになってしまっています。 本プロジェクトでは、生活基盤の一つとして重要な公共交通を拡充し、中心部と郊外の移動の利便性を高めます。同時に、起業・創業する人への支援策として、商店街の空き店舗の活用やキッチンカーでの移動販売といった新たな方法も試みます。 さらにまちの顔づくり事業として、遊休地やコンテナ等を活用した集合店舗の実証実験や、空きスペースの緑化による環境整備などにも取り組みます。これらを通じて、中心市街地を活性化させ、かつての賑わいを取り戻します。
市街地中心部で50年以上にわたり市民の台所的な存在であったスーパーマーケットが2020年7月に閉店し、日々の生活に不便が生じ始めています。買い物は郊外店を利用するしかなくなったことから、地域の実情に即した公共交通機関や、快適で利便性の高い待合室の整備などを急ピッチで進めています。 一方で、起業者支援を行い、スーパーマーケットの閉店からわずか3カ月で市内中心部を巡回する移動スーパーが開業しました。これは市街地中心部に住む高齢者にとても好評で、スピード感をもって取り組んだ当市の姿勢も大いに評価されています。 今後はこうした動きを加速させ、別のプロジェクトで進めている新発田駅前エリア活性化への取組みと合わせて、新発田駅前から中心市街地にかけてかつての賑わいを取り戻すべく、プロジェクトを進めてまいります。
当市中心部にある商店街は、新発田駅前から東へと延び、市街地へと続いています。かつては通り全体が大いに賑わっていましたが、今は残念ながらその光景を見ることはできません。 この商店街を再び活性化させることは、人口減少や賑わい創出が課題となっている当市にとって悲願といえます。2017年に完成した市役所の新庁舎が、かつて行政施設や公共施設が集中しているエリアから商店街に面した場所に移ったことからも、まちの活性化に取り組む当市の本気度をご理解いただけることと思います。 公共交通機関を充実させて買い物困難者をなくすことに取り組むと同時に、駅前から続く商店街の空き店舗や、遊休地、空きビル等を有効活用する施策を進めてまいります。シャッター通りになってしまった市中心部が、かつての賑わいと輝きを取り戻すためにも、当市に思い入れのある企業の皆様からの御寄附をお待ちしております。 ご支援のほど、よろしくお願いいたします。