十和田湖は、青森県と秋田県の境に位置し、周囲から隔絶され、雄大な自然や四季折々の美しさをもつ湖です。今年で国立公園指定90年を迎える歴史ある観光地ですが、近年は旅行トレンドの変化により観光客が減少し、事業者が撤退、廃屋の発生、魅力の低下という負のスパイラルに陥っております。 そのような中、現在、国や市、事業者が連携し、十和田湖地域が世界水準のナショナルパークとなることを目指しており、今年度、市では、3つの事業に取組みます。 1つ目は、歩いて楽しむ空間を目指した取組みです。かつて信仰の中心であった十和田神社やその周辺の土産物店や飲食店が並んでいるエリアの石畳を拡大します。 2つ目は、十和田湖ならではのコンテンツを磨き上げるための取組みです。十和田湖観光の目玉の一つである高村光太郎による乙女の像は、駐車場から離れた湖畔に位置しており、冬季は降り積もった雪により、たどり着くのが困難となることから、地域と連携した除雪体制を目指します。 3つ目は、地域のくらし・なりわいの持続向上に関する取組みです。魅力ある十和田湖を維持するためには、その担い手となる地域社会の維持が必要であることから、空家の解消や事業者の創出、そして自ら地域課題の解決を図る組織の自立化を支援し、持続可能な十和田湖地域を目指します。