矢部高校応援プロジェクト熊本県 | 山都町

熊本県 山都町のプロジェクト概要

矢部高校は創立125年を誇る伝統校で、町内唯一の県立高等学校です。安心・安全な農業を基盤に食について深く学ぶ「食農科学科」、将来の林業の担い手(企業・自営・公務員)を育成する「林業科学科」、国公立大学などへの進学を目指す「普通科」の3学科があり、地域の特色を生かした魅力あふれる授業を行っています。 しかし、2010年から生徒数の減少が続いています。現在は熊本県内外から広く生徒の受入れを行っていますが、学生寮の不足など、体勢が不十分であることが課題となっています。 本プロジェクトを通じて本校を卒業した生徒たちが各業界で活躍し、これからの社会を担う人財育成を実現したいと考えています。

熊本県 山都町への寄付で得られるベネフィット

広報誌・ホームページでの紹介

山都町広報誌およびホームページにて寄附いただいた企業様のご紹介を行います。(リンク付き)

なぜ寄附を募るのか

町内の中学校から矢部高校への進学率は約38%と低く、2010年度に109人だった入学者は年々減少し、2018年度は46人でした。このまま減少傾向が進むと、矢部高校は存続の危機に瀕してしまいます。 町では入学者を増やすために、入学支度金や教科書代の助成を行ったり、2016年からは町内の小中学生向けに地元の魅力を学ぶ塾を開いたりといった施策に取り組んでいますが、充分とはいえません。 町から高校がなくなると、さらに人口減少が進むことが懸念されています。全国的な少子化のなか、多くの学生から選ばれる高校となるよう、町内外への積極的なPRが必要と考えています。

ポリシー

矢部高校は長い歴史と伝統を大切にしながらも、これからの時代を切り拓いていくために勉強やスポーツに励み、豊かな自然や生き物、歴史、文化、暮らしの知恵を地域住民から学べるプログラムを提供しています。 例えば、学区という枠にとらわれず、日本各地にある魅力的な学校で学び、充実した高校生活を送る「地域みらい留学」制度を活用し、全国から生徒を募集しています。しかし学生寮が不足しているため、十分な募集活動ができていません。 2019年には、町民有志が運営するNPO法人「山都町を元気にする会」が学生寮「やまと令和寮」を設置しましたが、定員14名と少なく、新入生を受け入れるキャパシティがありません。 本プロジェクトでは、学生寮の整備を進め、食農科学科や林業科等の特色ある教育で、社会に貢献できる優秀な人材を育成する高校としてPRしたいと考えています。

困りごと

「令和寮」では、成長期にある寮生の健康を支えるため、地域の食材を活用して栄養バランスを考えた食事を提供するなど、生徒第一の運営を行っています。しかし学生寮が足りないため、さらなる整備が必要です。 林業科学科では、森林を「科学的」に考察することで「林業」を俯瞰できる人材の育成を目的としています。ドローンなど最新テクノロジーを活用し、2016年の熊本地震や2020年の熊本豪雨のような自然災害への対応を学べる授業を行っています。テクノロジーを活用した高校との協働事業や、高校生とともに災害に強いまちづくりに取り組むといったことに関心をお持ちでしたら、お力添えいただけますと幸いです。 全国から生徒を募集するにあたり、矢部高校を選んでもらえるよう、学習内容や教育環境、部活動すべてが魅力的であることが必要です。さまざまな取組を企業の皆様と連携して実施していきたいと考えています。

メッセージ

町内唯一の県立高校である矢部高校を町を挙げて応援しています。さまざまな業界・分野で活躍し、日本の社会をリードする若者の育成を一緒に行いませんか。

進捗報告

熊本地震の後、矢部高校と町が連携して棚田の復興支援や被災地域に椅子を作って贈るといった事業に取り組んでいます。 また、SDGsへの取組の報告や大学との連携事業等、同校の魅力アップにつながる学校運営にも力を入れています。 食農科学科では、山都町産の特産品(ユズ、イチゴ、ブルーベリー)を使ったジャムを毎年作っており、町内外で販売しています。このジャムは山都町のふるさと納税返礼品にもなっています。さらに熊本県内の企業と共同で「MIERU JAM(ミエルジャム)」を開発し、熊本県内やオンラインショップで販売しています。 2019年からは「地域みらい留学」制度に参加し、全国から4名の生徒を受け入れています。

目標金額:72,000,000
募集終了まで残り
98
SDGs目標
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