自然と人にやさしい循環型農業プロジェクト兵庫県 | 西脇市

兵庫県 西脇市のプロジェクト概要

兵庫県のほぼ中央部に位置する西脇市では、豊かな自然のもと、ブランド牛として名高い黒田庄和牛をはじめ、酒蔵好適米として知られる山田錦、金ゴマ、イチゴなど、個性あふれる農畜産物を生産しています。 黒田庄地区で肥育する「黒田庄和牛」は、出荷後に大半が世界に冠たる「神戸ビーフ」に認定され、「山田錦」は最高品質の酒米と評価されるなど、その優れた品質は全国から注目されています。 これら高品質な農畜産物を生み出す背景には、豊かな水資源、適度に寒暖差のある気候に加えて、黒田庄和牛を中心とした当地独自の「循環型農業」が欠かせません。 このプロジェクトでは、持続可能な農業の実現に向けて、自然にやさしい循環型農業を中心に農畜産物の高付加価値化や地産地消を進め、農業の価値を高めていくとともに、農業に関わる人材育成にも取り組みます。そして農業を通じたSDGsの実現を目指しています。 こうした取組が認められ、西脇市は2021(令和2)年5月に国からSDGs未来都市に選定されました。

兵庫県 西脇市への寄付で得られるベネフィット

10万円コース

企業名を市広報・ホームページに掲載

50万円コース

企業名を市広報・ホームページに掲載

100万円コース

企業名を市広報・ホームページに掲載、記者発表、感謝状の贈呈

200万円以上コース

企業名を市広報・ホームページに掲載、記者発表、感謝状の贈呈、市役所での企業パンフレット等設置、寄附事業への視察対応・参加体験、希望・オーダーに応じた事業設計の相談

なぜ寄附を募るのか

西脇市では、ブランド牛「黒田庄和牛」や酒米の王者「山田錦」をはじめ、高品質な農畜産物を生産しています。しかしながら、それらの多くは域外で消費・加工されるため、地域でうまく資金が還流する仕組みになっていません。また、当市は平野部が少ないため、農業の大規模化して生産性を向上させることにも限界があります。 また、農業に携わる人材は他県の地方都市と同様、若者が都市部へ流出する傾向にあることや、農業の将来に希望を感じにくい現状などから、後継者不足に悩まされています。さらに、農業従事者の高齢化も進行しており、近い将来には耕作放棄問題が顕在化することも危惧されます。 農業には自然環境・良好な景観の保全、水源かん養、生物多様性の確保など多面的な効果もあるため、農業の衰退が農地の荒廃に影響を及ぼすことも懸念されます。

ポリシー

地域オリジナルの循環型農業を基盤に、農畜産物の高付加価値化と農業の担い手の育成を両輪として、環境にも人にもやさしい魅力ある成長産業「にしわき型農業」の実現を目指し、5つの取り組みを推進します。 【1/循環型農業】  畜産農家と耕種農家が連携し、ブランド牛を活用した循環型農業を進めます。具体的には、黒田庄和牛の排せつ物を完熟たい肥化→完熟たい肥を活用した有機土壌化と農薬化学肥料の低減化→改良した土壌で栽培した稲わらを飼料として活用します(ブランド牛「黒田庄和牛」の排せつ物を完熟たい肥化→完熟たい肥を活用した有機土壌化と農薬化学肥料の低減化→環境に配慮して栽培された稲わらを「黒田庄和牛」の飼料として活用)。 【2/地産地消】  環境に配慮して栽培した農産物を「西脇ファーマーズブランド」に認証し、直売所で販売します。 【3/酒蔵誘致・6次産業化】  酒蔵を誘致し、地元産の最高級酒米(山田錦)で醸造。自然と風土が良質な酒を生む「テロワール」の理念で稲作・酒造りを進めます。 【4/森づくり】  酒造りや農業に欠かせない水資源を保全するため、民間事業者と連携し、水源かん養機能を高めます。 【5/農・醸の人材育成】  大学などから人材を募り、民間事業者や農家と連携して農業や酒造りに携わる人材を育てます。

困りごと

当プロジェクトを推進し、持続可能な農業を実現するためには、農畜産物の高付加価値化と農業従事者の育成と確保が最重要課題であると考えています。 特に農産物の高付加価値化に関しては、  ①品質やブランド力の向上により、生産物の価値を高める  ②6次産業化などにより、さらなる価値を付加する  ③海外を視野に入れ、成長市場へ販路を拡大する  ことが有効であると考えます。しかし私たちにはそれらにアプローチするノウハウが不足しています。 当プロジェクトに関心をお持ちの企業の皆様には、環境への配慮と経済性を両立できるノウハウをご提供・ご提案いただき、連携・協力できればと考えています。また、世界的には人口が増加していることから、今後は安全・安心で高品質な日本産の食材が注目される機会が増えると期待しています。そのような成長市場と本市の魅力ある農畜産物を結び付ける取組みに、ご協力いただけますと幸いです。

メッセージ

当プロジェクトページをご覧いただき、ありがとうございます。 西脇市は、地場産業である播州織を地場産業に戦後早く復興を果たし、全国から労働者を受け入れるなど兵庫県内陸部の中心都市として発展してきました。そして、さまざまな地域資源を生かした産業を創出し、全国でも有名な人材を数多く輩出しています。 その反面、発展が早かったがゆえに、人口減少や高齢化などの課題に早くから直面しています。今後、全国的に同じような課題に向き合う自治体がたくさん出てくると思いますが、その解決モデルとなるよう、当市は「課題先進地域」として多様な事業に取り組みます。そして、「SDGs未来都市」として、「循環型農業」を核に地方創生SDGsの実現を目指します。 日本の真ん中でがんばる「小さな地方都市・西脇市」が取り組む「大きなチャレンジ」を、ぜひ応援してください!

進捗報告

2020(令和2)年2月に純米大吟醸「醸し人九平次(かもしびとくへいじ)」で知られる名古屋の酒造「萬乗醸造」が市内に酒蔵を新設し、西脇産の山田錦を使って酒造りを開始しました。当市ではこれを「循環型農業」の新しい取り組みとして、力を入れています。 また、2020(令和2)年12月には東京都や兵庫県の大学生10名を受け入れ、農業や酒造りを学ぶ実習を実施。農業や酒造りに関わる人材を育成しています。

現在の寄付額
400,000
目標金額:22,635,000
※目標金額を達成すると自動で募集終了となります
寄付件数
4
募集終了日
2026/03/31
SDGs目標
sdg-2sdg-8sdg-15sdg-17