珊瑚礁の研究×地場産業の活性化×観光客が訪れるまちづくり事業徳島県 | 海陽町

徳島県 海陽町のプロジェクト概要

徳島県最南端、海陽町沖に浮かぶ竹ヶ島は漁業が盛んで、周辺の海域は竹ヶ島海域公園とよばれています。透き通った海では珊瑚や熱帯魚を見ることができ、地域を代表する景勝地として知られています。この豊かな自然環境を守るため、2005年に竹ヶ島海中公園自然再生協議会が発足し、さまざまな形で環境保全への取組みを続けています。 本プロジェクトでは、この海域の豊かな環境を活用して、珊瑚の産卵や卵の捕獲、定着に関する研究や、藻類を中心とした海洋資源の研究などを行います。また、磯焼けによる漁業への影響や対策の研究、地場産業と連携した取組みについて検討します。多方面と連携して観光資源活用に取り組むことで、環境保全や漁業振興、観光事業との結び付きを構築します。

徳島県 海陽町への寄付で得られるベネフィット

10万円コース

海陽町公式ホームページへの企業名の掲載

50万円コース

海陽町公式ホームページへの企業名の掲載

寄附額自由設定コース

海陽町公式ホームページへの企業名の掲載

なぜ寄附を募るのか

2005年9月に地元の住民と大学、関係機関などで組織された竹ヶ島海域公園自然再生協議会が発足し、周辺海域と珊瑚の保全活動を行ってきました。 2016年度からは地元の漁師や住民、漁協が主体となり、徳島大学の教授や海洋資源の研究家をメンバーに迎えて「竹ヶ珊瑚の保全や藻類を中心とした海洋資源の研究を目的とした活動がスタートし、珊瑚の育成過程や磯焼けが漁業に及ぼす影響を調査するために、藻場の育成実験などを行ってきました。 これらの実験内容を海洋自然博物館マリンジャムで展示するなど、観光に結びつけた事業を進めてきました。漁業関係者を中心に事業継続の希望があり、町にとっても重要な事業となっていますが、活動継続にはさらなる財源が必要です。また、さまざまな情報をもった方々との交流を通して事業を進める必要があると考えています。

ポリシー

透明度が高く、珊瑚や熱帯魚が生息するこの海域は、海中観光船を運航するなど観光資源として活用されてきました。本プロジェクトでは、町のさらなる活性化のためにも、自然環境を保全する必要があると考え、産卵や卵の捕獲、定着といった珊瑚の育成研究を進めます。研究の過程や成果は海洋自然博物館マリンジャムなどで展示するほか、近年の研究で明らかになってきた珊瑚の産卵の様子を一般公開するなど、観光につながる活動にも取り組みます。近年問題となっている磯焼けに関しては、漁業に与える影響を研究し、地場産業との連携を検討します。現在、徳島大学や高知大学などとの連携強化を進めており、有識者の参加を増やし、四国内のさまざまな団体や水族館等とも積極的に情報交換を行い、連携を深めていきます。

困りごと

研究や実験を含む環境保全活動に長年取り組んでいますが、近年は磯焼けなどの課題が出てきており、さらなる研究や保全活動が必要となっています。 珊瑚の育成や藻場の研究など、環境保全のための活動を理解いただいたうえでご支援くださる企業を募集しています。海の環境保全には、山も含めた周辺環境の保全も必要であることから、地域全体の自然環境を守る活動を主体的に推進してくださる企業や、事業を通して我々に必要な知識や情報、アドバイスをご提供いただける企業であれば、とてもありがたく思います。 珊瑚の育成に関しては、実証実験を進めている段階です。水族館をはじめとする事業者の皆様には、研究の成果をご活用いただくことでメリットがあると考えています。

メッセージ

地球温暖化や海水温の上昇、珊瑚の白化現象などが懸念される中、地球規模の環境保全活動がさまざまな形で進められています。当プロジェクトは、これらの環境保全活動に、どのような取組みができるかを検討する場として活用いただけるとともに、こうした取組みの積み重ねが環境保全に貢献できると考えています。企業の皆様には、海洋資源の保全に一緒に取り組んでいただだきたいと思います。ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

進捗報告

研究を通して珊瑚の産卵時期を特定できるようになり、産卵の様子を見られる観察ツアーの商品化を進めています。2019年度は県内から参加者を募りモニターツアーを実施しました。2020年度は新型コロナウィルス感染拡大防止ため、地元の関係者限定でツアーを開催しました。 新月の夜に行われる珊瑚の産卵は、海面が柿色に染まる神秘的な現象です。これを海中観光船から見られるとあって、参加者からは大きな驚きの声が上がるなど、来年以降の商品化に向けて手ごたえを感じています。また、地元小学生による珊瑚の移植活動が行われるなど、地元の人たちが一丸となって活動に取り組んでいます。 磯焼けに関する取組みでは、藻場の育成実験や藻類の育成研究を進めていますが、施肥方法の確立が今後の課題となっています。

現在の寄付額
800,000
目標金額:8,000,000
※目標金額を達成すると自動で募集終了となります
寄付件数
8
募集終了日
2026/03/31
SDGs目標
sdg-11sdg-14