博物館整備事業の背景と概要 東大阪市は、大阪府の中河内地域に位置し、大阪市及び堺市の両政令指定都市に次いで大阪府第3位の人口を擁する中核市として指定され、技術力の高い中小企業が多数立地する「モノづくりのまち」として知られています。「モノづくりのまち」東大阪は歴史的・地理的特性を背景としたとして成り立っており、人々の営みの連続性と歴史の重層性を感じることのできる特長といえます。 東大阪市には、1万数千年前から現在まで、ここで暮らしてきた人々が紡いだ歴愛を物語る遺跡や古墳、寺社などをはじめとする歴史的建造物が多数存在します。また、東大阪市では、市民のみなさまから寄贈寄託された古文書や民具などの資料や遺跡の発掘調査で得られた埋蔵文化財など、数十万点の資料を保管しています。 新しい博物館は、展示・公開、保存事業などの役割を充実させたうえで、歴史・文化を守るだけではなく、賑いやまちづくりの拠点として、50年・100年と地域に根付き多くの方に愛される施設をめざします。さらに、子どもたちや市民のみなさまと一緒になって東大阪市の歴史や文化を受け継ぎ発信していく場として整備を進めていきます。 東大阪市がめざす新しい博物館像 東大阪市が整備を進める博物館の基本理念は『東大阪の“たからもの”を未来(Future)につなぐ「まちの・わたしの博物館」』です。 この理念を具体化するミッションとして以下の3つを掲げています。 1. My First Museum 『こどものわくわくを紡ぎ、出会いと学びを織りなす、はじめての博物館』 2. My Favorite Museum 『みて、さわって、体験する。わたしのお気に入りの博物館』 3. My Field Museum 『東大阪は、まるごと博物館』 これら3つのミッションに市民のみなさまとともに取組んでいくことで、郷土の歴史と文化財を、まちの、みんなの、わたしの”たからもの” として、未来( Future)へまもり、つないでいく博物館をめざしていきます。 未来を担う子どもたちのための博物館 新博物館では、地域に根ざした博物館として活用いただけるよう、多様な利用者が訪れ、活動できる施設となることをめざして事業活動の整備・充実を図ります。なかでも未来を担う「子どもたち」を重点ターゲットとして、子育て支援や学校教育と連携した日常の居場所・地域学習の拠点としての役割を重視した施設整備を行います。そのための一つとして、子どもたちが遊びながら学ぶことができる「子ども展示室」を整備します。 市民が主役となり育てていく博物館 博物館活動に関心を持つ多様な人々を「博物館パートナー」と位置づけ、市民やボランティアを「市民パートナー」、地域団体や企業を「まちづくりパートナー」、大学等を「調査・研究パートナー」として、主体的に新博物館の活動に参画する仕組みをつくり、一体となって博物館事業に携わりながら、博物館を育てていきます。 <参考>博物館整備に向けた先行事業~東大阪デジタル博物館~ 東大阪市では、令和4年の改正で博物館法に博物館資料をデジタル化して保存・公開することが明記されたことを受け、令和6年の4月1日に「東大阪デジタル博物館」を公開しました。東大阪市所蔵の資料および市内で保管される指定文化財など139件の文化財を3D及び高精細画像で掲載しています。また、子どもたちが文化財に親しめるよう「キッズはくぶつかん」のページも設けています。 今後もデジタル博物館をさらに充実させ、整備を進める博物館に事業を引き継いでいきます。 このように、新しい博物館では、ひと・モノ・情報が集まる施設としての特性を生かした多彩な協働活動を通して、博物館と地域との接点づくりや、東大阪の新たな魅力づくりをめざし、まちづくりなど市民のみなさまと一体となって活動することで地域へ還元していきます。 いただいたご寄付は本事業の建設等の費用に充てたいと考えております。ご支援をどうぞよろしくお願いいたします。