織物のまちとして栄え、“桑都”と称された八王子。桑都の物語は、戦国時代に関東を治めた北条氏の名将・北条氏照が八王子に居城を築いたことから始まり、高尾山への人々の祈りと、八王子で育まれた豊かな文化を未来へと紡いでいく物語です。 この「桑都物語」は、本市の歴史的魅力を語るストーリー「霊気満山 高尾山 ~人々の祈りが紡ぐ桑都物語~」として、都内唯一の日本遺産に認定されています。 ストーリーは、世界的に知られる観光地「高尾山」や日本100名城の国史跡「八王子城跡」などの景勝地のほか、「上の祭り・下の祭り」として地域に根付く関東屈指の山車祭り「八王子まつり」など、30件の文化財で構成されています。 日本遺産の構成文化財であり、国の重要無形民俗文化財に指定されている「八王子車人形」をはじめとした、本市の伝統芸能を永く継承していくため、後継者の育成や技芸練磨に対して支援を行います。 また、指定や未指定にかかわらず、地域に受け継がれてきた文化財と、その周辺環境も含めた歴史文化資源を永く後世に受け継いでいくとともに、本市が持つ歴史文化の魅力を市内外に発信します。 さらに、日本遺産と本市の歴史・文化に関する情報発信拠点である「桑都日本遺産センター 八王子博物館」と「国史跡八王子城跡ガイダンス施設」を充実してまいります。