早春の熊野古道を駆け抜ける「紀州口熊野マラソン」の継続開催和歌山県 | 上富田町

和歌山県 上富田町のプロジェクト概要

スポーツによるまちづくりを進めている上富田町では、和歌山県内で唯一フルマラソン部門をもつマラソン大会「紀州口熊野マラソン」を毎年開催しています。世界遺産に登録されている歴史街道・熊野古道を駆け抜けるコースは全国的にも注目を集め、2020年2月には25回目の大会が開催されました。しかし近年は出場ランナーの減少による運営費の不足や、ボランティアスタッフの高齢化など、大会開催に大きな課題が生まれています。 歴史ある「紀州口熊野マラソン」を今後も継続して開催していくために、企業版ふるさと納税を活用し、健全な大会運営を目指します。そして、全国から参加者を継続して呼び込める体制を強化し、観光事業者や宿泊施設との連携を通じて、地域の活性化や関係人口の増加を図ります。

なぜ寄附を募るのか

和歌山県で人口が増加しているのは上富田町を含めて3市町のみであり、当町の周辺地域は人口が減少しているため、今後より一層の過疎化や少子高齢化、生産年齢人口の減少が懸念されています。当町も2000年に年少人口と高齢人口比率の逆転が起きて以降、本格的な減少傾向の入り口に立っており、将来的に個々の自治体による施策だけでは十分な対応が難しくなるという課題を抱えています。 観光資源に乏しい当町は、スポーツによるまちづくりを推し進めています。町内の駅伝大会をきっかけに、県内外からランナーを呼び込むことを目指して始まった「紀州口熊野マラソン」は、ピーク時には約6,000人のランナーが全国から集まり、町全体が盛り上がりました。しかし近年、全国のマラソン大会の激増に伴って、当大会への参加者は4,500人ほどに留まり、利益の減少も深刻です。継続的な開催のためには、運営方法の改善が求められています。

ポリシー

企業版ふるさと納税を活用し、「紀州口熊野マラソン」の継続的な黒字運営を目指します。当大会では熊野古道の歴史と豊かな自然を感じられるコースが設定されており、なかでも日本陸上競技連盟公認のコースであるフルマラソン部門では、世界遺産の構成資産となっている中辺路(なかへち)を走ることができるので、ランナーにとって貴重な体験となることでしょう。マラソンをキーワードに熊野古道の魅力を全国へ積極的に発信することで、参加ランナーだけでなく、観光・宿泊者の増加にもつなげ、紀南・熊野地域全体を活性化させていきます。

困りごと

地域住民の高齢化に伴い、マラソン大会開催においては、ボランティアスタッフも減少傾向にあります。大会の安全な運営には1,000人程度のスタッフが必要ですが、大会初期から協力いただいた方々の引退もあり、人員の確保に大変苦労しています。 企業の皆様に大会運営スタッフとしてご参加いただけたら、これ以上心強いことはありません。たとえば、10カ所ある給水所の1つをご担当いただくなど、企業様の魅力やお力が十分に発揮できる形でご参画いただけたら大変ありがたいと考えています。

メッセージ

当プロジェクトページをご覧いただきありがとうございます。「紀州口熊野マラソン」は、フル・ハーフ部門とも日本陸上競技連盟の公認コースであり、和歌山県を代表する大会となっています。熊野古道の入り口「口熊野」が舞台であることも大きな魅力であり、全国的にも歴史のある大会となっています。そんな大会をこれからも継続して開催していけるように、皆様にはお力添えをいただきたく存じます。 和歌山県内で最大級のマラソン大会にご支援・ご協力いただくことは、企業の皆様にとっても大きな地域・社会貢献につながります。大会のネーミングライツや開催時の広告展開、運営スタッフとしてのご参画など、企業様のブランド向上のためのアイデアを積極的に提案させていただきますので、ぜひご支援いただけたら幸いです。

進捗報告

第25回紀州口熊野マラソンは、2020年2月2日に無事開催されました。しかし、2021年2月7日に開催を予定していた第26回紀州口熊野マラソンは、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、残念ながら開催延期となっております(2020年9月)。今後は2021年度以降の開催に向けた準備と資金調達に取り組んでいきます。

目標金額:10,000,000
SDGs目標
sdg-3