全国的に登山やスキー人口が減少しつつある中、スキー産業を中心に発展してきた小谷村でも、観光業の低迷が課題となっています。新たな誘客を推進するためには、今以上にアウトドア人口を増やしていく必要があります。 当プロジェクトでは、アウトドア人口の増加と子どもたちが自然とふれ合える機会の創出を目的に、子どもサマーキャンプや野外冒険教育を実施します。屋内での娯楽が増え、野外での遊び・体験の機会が減少している昨今、アウトドアでの遊び方や魅力を子どもたちに伝えることで、小谷村を訪れる「未来のお客様」を生み出し、多様化していく今後の社会に対応できる人材の育成にもつなげていきます。
夏はキャンプや登山、トレッキング、冬はスキーやスノーボードと、年間を通じてアウトドアアクティビティを楽しめる小谷村では、就業者の約30%が観光に関わる仕事をしています。しかし近年は観光産業が低迷しつつあり、国全体の人口減少・高齢化によって、当村を訪れる登山者やスキー人口も減少が続いています。 この状況を改善するべく、観光連盟を中心とした活動に力を入れ、インバウンドなどによる誘客対策や環境整備を進めているものの、ニーズの多様化に対応しきれていない部分があり、思うような成果が上がっていません。また、インバウンド誘客は社会的要因によって急減が起こるリスクも高いため、国内のアウトドア人口を拡大し、誘客の推進を図る必要があると考えています。
当村では、未来のアウトドア愛好家を育てたいとの想いから、村内の施設や自然環境を活用して、下記の活動を実施しています。 ・キッズサマーキャンプ supported by Coleman アウトドア用品メーカー・コールマン ジャパンのサポートのもと、小学4〜6年生を対象とした4泊5日のキャンプです。「冒険」をキーワードに、友だちと協力しながら登山やトレッキング、野菜収穫、星空観察などの非日常体験にチャレンジします。 ・キッズワイルドおたり 「自分づくり」「仲間づくり」「未来づくり」を目的に、夏から冬にかけて全8回開催する子どもを対象にした自然体験プログラムです。沢登りや登山、ロッククライミング、いかだづくり、雪の森探検など、さまざまな遊びやチャレンジから、自然がもつ「育む力」を発信します。小谷村在住の小学生及び当村の「ふるさと納税」にご寄附いただいた方々のお子様を対象としています。
より多くの子どもたちが参加できるよう、自然体験プログラムは参加費を可能な限り低く設定しています。そのため運営費用において村の負担が大きいことが課題となっています。今後も継続的に実施していくためには、企業の皆様からご寄附をいただけると大変有り難いと考えています。 また、当村は観光業以外に大きな産業がありません。村の人口減少が加速する中で地域経済を守っていくためには、企業の皆様からのアイデアやご支援が欠かせません。新たな自然体験プログラムの開発や、村内における働く場所や機会の創出などに、協働いただける企業を募集しています。
当プロジェクトページをご覧いただき、ありがとうございます。 子どもたちが自然を相手にさまざまな体験をすることは、人格形成にも良い影響があると言われています。また、AI(人工知能)やRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション、ロボットによる業務の自動化)など、作業の自動化が進むこれからの社会においては、自分の頭で考えて行動できる人間が求められます。 小谷村では、当プロジェクトを通じて、これからの社会に対応できる人材を育成していきたいと考えています。当プロジェクトに共感し、ご協力いただける企業の皆様には、福利厚生の一環として、社員やお子様を対象とした自然体験プログラムの提供も検討しています。 皆様のあたたかいご支援・ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
2022年7月・8月と計2回、アウトドアメーカー「mont-bell」および企業版ふるさと納税応援企業の協力により実施する妙高戸隠連山国立公園を舞台にした【National Park College Project 2022キッズサマーキャンプ supported by mont-bell】を開催しました。
2020年8月に第一回目を予定していた「キッズサマーキャンプ 2020 supported by Coleman」は、定員40名を大きく上回るお申込みがあったものの、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となりました。現在は、2021年夏の開催に向けて準備を進めています。 また、2019年度から開始した「キッズワイルドおたり」は、2020年度も無事開校し、20名の小学生たちが全8回のコースを体験しています(第一回の開校式のみ、新型コロナウイルス感染拡大のため中止)。