千葉県勝浦市の人口は、昭和33年の31,400人をピークに減少し続けており、令和6年4月1日現在の人口は15,468人まで減少しています。地域の人々が、心豊かに過ごすためには、持続可能なまちづくりを進めていく必要があり、そのためにも人口減少を緩和させる取組が強く求められています。これらの課題に対応するため、本計画期間において下記のとおり政策分野ごとに次の4つの基本目標を掲げ、人口減少を緩和させます。 ・<基本目標1> 安定して働くことができる場の確保 ・<基本目標2> 新しい人の流れや関係づくりの構築 ・<基本目標3> 子どもを産み育てる環境の充実 ・<基本目標4> ひとが行き交い、暮らしやすい地域の実現
本市では人口減少(特に年少人口および生産年齢人口の減少)という課題に直面しています。このことが消費市場の縮小や事業所・農業など地域産業の深刻な人手不足の一因と考えられます。 この状況が続くと、住民の経済力が縮小し、地域の社会基盤の維持が困難になり、人口減少をさらに加速させるという「負のスパイラル」に陥ることが懸念されます。
<基本目標1> 安定して働くことができる場の確保 ●漁業担い手支援事業 など 豊かな海の幸に恵まれる、漁師町として栄えてきた長い歴史を有している本市の水産業を持続させるため、漁業の新規希望者を定着させつための支援を実施します。 <基本目標2> 新しい人の流れや関係づくりの構築 ● 空き家流通促進事業 など 市内空き家の活用推進による移住・定住の促進を目的として、住宅市場に流通していない空き家を掘り起こすため、家財処分やリフォーム費用の補助を実施します。 <基本目標3> 子どもを産み育てる環境の充実 ● 保育所/認定こども園保育業務支援システム導入事業 保育の質の向上とお子さんを安心して預けられる保育環境の整備を目的とし、職員間の情報共有の効率化を図るほか、保護者との連絡をスマートフォンにより簡単に実施できるようにするため、保育業務支援システムを認定こども園及び保育所に導入します。 ● 児童生徒探求型学習プログラム実施事業 こどもの探求心を育むため、勝浦の地域資源を活かし、フィールドワークなど児童生徒が自ら学ぶ楽しさを体験し、自ら学ぶ姿勢と力を伸ばすための学習プログラムを実施します。 ● 子どもの居場所づくり事業 など 民間団体等が実施する子ども食堂などの居場所づくりに対する運営費等を補助し、子どもの居場所づくりやひとり親世帯等への支援を推進します。 <基本目標4> ひとが行き交い、暮らしやすい地域の実現 ● 地域モビリティ推進事業 など 高齢化の進展や運転免許証返納者の増加等に伴う移動ニーズに対応するため、デジタル技術の活用による効率化や、新たな交通体系としての自家用有償旅客運送の導入などを実施します。
本市は、年間を通して過ごしやすい気候で、観測史上一度も猛暑日(35℃以上)を記録したことがない街です。 豊かな自然に恵まれ、東京駅からは、特急わかしおで約90分。首都圏へのアクセスも良好、自然と市街地の調和がとれたとても住みやすい街です。 しかし、こうした魅力がありながら人口減少や高齢化が進んでおり、将来的に地域経済や行政運営に影響を及ぼすおそれがあります。 本市の方針・施策にご賛同いただき、お力添えいただける企業様を募集しています。ご支援のほど、よろしくお願いいたします。