多くの高等教育機関が集積する本市では、若者が就職を機に金沢を離れ、東京圏などへ転出していく傾向が顕著である一方、近年の本市の有効求人倍率は全国的にも高い傾向にあり、様々な職業において人手不足が深刻化しています。 他方、多様な芸術・文化体験などを通じて、次世代を担う子どもの自己肯定感を高め、可能性を引き出していく取組は、良好な子育て環境を望む若者に対する訴求となり得ると考えております。 また、テレワークの普及による多地域居住や地方移住への関心の高まりに対応した移住施策の推進を図るとともに、デジタル技術を活用し、本市に訪れなくても文化を共有できる環境を構築することで、金沢の強みを最大限に生かすことができます。 このため、高等教育機関等と連携した「学都金沢」の推進、まちの魅力を生かした移住・定住の促進、まちに愛着を持つ人材の育成、金沢と継続的に多様な形で関わる関係人口の創出・拡大を通して、金沢の強みを生かし、人々が愛着を持ち、集うまちをつくることを目指します。
現在17文化施設・約30,000点の所蔵品の公開をはじめ、所蔵品を3D・ARでの立体鑑賞や、1億画素の高精細画像、100年近く前のSPレコード音源、学芸員が解説する所蔵品紹介動画などのスペシャルコンテンツを公開しています。 今後も随時、所蔵品の公開数を増やしていくとともに、デジタルデータの活用促進や、幅広い年代で楽しめるスペシャルコンテンツも充実させていきます。
大学との連携により、学生が市内企業の経営者や起業家、会社員、公務員など、20~40代の社会人から、県外と比べた住環境や子育て環境など、市内定住の魅力やこれまでの経験等を聴き、将来のキャリアの参考にする交流会を実施し、学生の卒業後の定着を促進していきます。