「北海盆踊り」は、北海道の夏の風物詩の一つとして親しまれている盆踊り行事です。 この北海盆踊りで唄われる「北海盆唄」は、明治時代に炭鉱が盛んであった幾春別村(現在の三笠市幾春別町)の「べっちょ節」が原型となっています。昭和時代に入って歌詞が変更され「北海炭坑節」となり、そして、北海道を代表する「北海盆唄」へと変化しました。 毎年8月13日~15日に開催される「三笠北海盆おどり」は、この「北海盆唄発祥の地」の歴史を踏まえたイベントです。市内の民謡団体や北海盆唄全国大会で優勝した唄い手たちがその声を披露し、高さ約8mの三層の櫓の周りを幾重もの輪で囲んで踊る光景は壮観です。このイベントは、三笠の夏を彩る一大イベントとして、多くの人々に楽しまれています。 また、「三笠北海盆おどり」は無形文化として北海道遺産に登録されており、この伝統行事を後世に継承するために様々な取組みを行っています。三笠市では、北海盆踊りの魅力を広め続け、今後、日本、北海道を代表する盆踊りを目指します。 ちなみに. . . ドリフターズ『8時だヨ!全員集合』のオープニングテーマは北海盆唄の替え歌です。 「♪えんやーこらや、どっこいじゃんじゃん、こらや、はあ~♪」
新型コロナウイルス感染症の影響により中止されていた「三笠北海盆おどり」は、令和4年に3年ぶりに再開でき、令和5年には本来の形(3日間開催)で開催することができました。 しかし、人口減少や少子高齢化により「北海盆唄」の唄い手や「北海盆おどり」の踊りへの参加者の減少によって、伝統行事の衰退が懸念されています。 「三笠北海盆おどり」が将来にわたって継続的に発展し、後世に継承するためには、盆踊りらしさを演出し「和」を感じられる取組みの強化、北海道内のみならず道外や海外へ魅力や情報を発信し、盆踊りや和装文化の素晴らしさを広め、コロナ禍で減少した入込客の回復及び更なる増加、北海盆踊りへの参加者の増加を目指します。
「三笠北海盆おどり」を後世に継承 ・北海盆唄発祥の地として、北海道遺産である「三笠北海盆おどり」の価値・魅力を後世に継承し、更なる発展を目指します! ・北海盆踊りを通して、魅力ある三笠市を次世代に引き継ぎます! ・三笠北海盆おどりが創り出す「和」の魅力を国内外に発信し、日本文化の伝承に努めます!
三笠市が発祥の地とされている「北海盆唄」や多くの方に親しまれている「三笠北海盆おどり」は、人口減少や少子高齢化により担い手や参加者の減少という課題に直面しています。この状況に対して、郷土の歴史、風土、文化を保存・伝承し、市民が楽しみや喜びを感じ、自信と誇りを持つことができる取組みがますます重要になっています。
三笠市は炭鉱で栄えた歴史や文化の貴重な地域資源を大切にしながら、市民が自信と誇りを持てるまちづくりを推進しています。「三笠北海盆おどり」が日本、北海道を代表する盆踊りとして、後世に継承されるよう、新たな創造を加えて更なる発展を目指し、地域全体の活性化を図り、地方創生に取り組みます。皆様からのご支援をよろしくお願いいたします。