愛知県蒲郡市は本州のほぼ中心にあり、知多半島と渥美半島に囲まれた三河湾に面しています。春から初夏にかけて名物のアサリ採り、夏は海水浴、冬にはミカン狩りなど、一年を通じて自然を楽しむことができることも魅力です。 世界で気候変動への対策が進むなか、当市では2021年3月に「サーキュラーシティ」を目指していくことを表明しました。「サーキュラーシティ」とは、サーキュラーエコノミーを温室効果ガスの排出を実質ゼロにするための手段としてだけではなく、まちづくりに組み込み、当市に関わるすべての人々がウェルビーイング(心身が健康で、社会的にも満たされた状態)を実感することです。 ハンガーをリサイクルし、100%再生可能素材で廃棄物を出さないハンガー「よみがえるハランガー」の制作・販売、役目を終えた行政備品や伐採木などをインターネットを利用したフリーマーケットアプリで販売するなど、様々な取り組みを行っています。 市民の誇りである自然を再生し守り続け、経済・社会・環境のバランスを最適化することで、市に対する愛着と誇りを生むことを目指します。 ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
地球温暖化が深刻化しており、自然災害・気候変動など、遠い未来の話ではなく、私たちが地球温暖化を肌で感じることが多くなっています。世界では脱炭素社会の実現に向け、 温室効果ガス削減の動きが加速しています。当市では、2021年3月、2050年までに温室効果ガス実質排出ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」宣言をし、同時に「サーキュラーシティ」を目指していくことを表明しました。 当市では、目指す将来都市像を「豊かな自然一人ひとりが輝きつながりあうまち〜君が愛する蒲郡〜」と定めました。サーキュラーエコノミーの目指す姿である「経済・社会・環境のバランスが最適化された状態」は、この将来都市像と一致しています。 「サーキュラーシティ」を実現させていくためには、市民や事業者が自らの意識を改革し、自ら行動していかねばなりません。 子ども・孫世代に良い地球環境を残していくことは、私たちの責務です。そのためには、市民・事業者の皆様をはじめ、あらゆる関係者の皆様と連携していくことが必要です。引き続き、皆様のご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
当市では、以下、7つを重点分野に据え、サーキュラーエコノミーを推進しています。 1.教育 本事業を認知・理解し、経済・社会・環境にとって最適な行動をするために必要な価値観の定着を目指します。 2.消費 経済・社会・環境との関係性を踏まえた上で、購入・レンタル・シェアリングといった消費行動の浸透を目指します。 3.健康 健康寿命を延ばし、社会的なつながりを強化し、生涯活躍できるコミュニティづくりを展開します。 4.食 農業・漁業などの生産者、事業者及び消費者自身が食の重要性を認識し、地域の食材を理解することで、当市への愛着の醸成を目指します。 5.観光 地域の資源である海や山などの自然と調和した当市らしい持続可能な観光地を目指します。 6.交通 環境負荷の少なさ、利便性の高さ、事業継続性などに配慮しながら、用途に応じた最適な交通手段を構築します。 7.ものづくり 「動脈産業」と「静脈産業」の連携を強化し、製品や原料の循環性を高め、資源循環システムの自律化・強靱化を図るとともに、持続的かつ着実な成長を実現するビジネスモデルを目指します。
2022年度に行った市民意識調査において、「サーキュラーエコノミーという言葉を知っていますか?」という問いに、「知らない」の割合が66.7%と最も高く、次いで「言葉を聞いたことがある」の割合が24.0%でした。サーキュラーエコノミーの認知度が低く、充分とはいえず、市民にサーキュラーエコノミーの意味、そして当市が目指すべき姿を伝え認知度を高める必要があります。さらに市民自らが、消費が社会や環境に与える影響を理解し、経済・社会・環境にとって最適な消費行動とは何かを考え、その消費行動を行うことができる環境を整えることが必要です。 また地球球環境の危機への意識の高まりや「持続可能な開発目標(SDGs)」の広がり、地球温暖化の進行による気候変動や自然災害の頻発化・激甚化に加え、電力のひっ迫やエネルギー価格の高騰など市民生活に直結する課題にも直面しています。世界各国では、2050年までの脱炭素社会の実現に向け、温室効果ガス削減の動きが大きく加速しています。当市もこうした課題に目を向け、様々な取り組みを推進していく必要があると考えています。
蒲郡市は、海と山に囲まれたまちで、漁業・農業・観光業を中心に発展し、戦後は繊維のまちとしても発展してきました。2024年3月には、公道を使った国内最高峰の自動車レース「全日本ラリー選手権」の第1戦を当市で開催し、まちの活性化につながりました。 当市では、2024年2月から、3人乗りの「電動トゥクトゥク」や、1人乗り「電動アシスト3輪自転車」のシェアサービスの実証実験を行いました。人・環境・社会・すべての人にやさしいサステナブルな移動体験を通じて、社会問題の解決につなげることを目指す取り組みです。約1カ月で324人もの人が利用登録をしました。今回の実証実験で得られた実績データやご意見などを分析し、「サーキュラーシティ蒲郡」の実現に向けてより良い形で活用・還元できるようサービス化に向けた検討を行ってまいります。 こうした取り組みを通して、関わるすべての方々がウェルビーイングを実感することができる「君が愛する蒲郡」を目指します。 当市の発展を見守っていただける企業の皆様には、ふるさとコネクトを通じ、ご協力とご寄付を得ることができれば幸いです。 ご支援のほどよろしくお願いいたします。