宮崎県の北部に位置する日之影町は、約91%を森林が占める、豊かな自然環境と山村文化をもつ人口約3,200人のまちです。町の東西を貫流する五ヶ瀬川や支流の日之影川などの清流は、鮎やヤマメなどの絶好のフィッシングエリアとなっており、自然石を利用したボルダリングエリアとしても全国的に有名です。 本町の人口は、少子高齢化等により年々減少傾向にあります。一方では、九州中央自動車道をはじめとする道路交通網の整備や居住環境の整備により、UIJターン者が増えるなど、これまでの成果が徐々に表れてきています。 持続可能なまちづくりのため、主役である町民の心身の健康を基礎にしながら、楽しみや生きがいを持てる地域づくりが必要です。「日之影にずっと住み続けたい」また、「日之影に移住してみたい」と思えるような魅力あるまちづくりを進め、人口の流出・減少を抑制しつつ地域とつながりを持つ「関係人口」創出の取組みも行い、誰もが住みたくなる「日之影づくり」を推進します。 また、本町はまち全体がV字型の渓谷をなしており急峻な地形となっております。渓谷美は圧巻の景色ですが、急峻な地形故に新たな住宅土地整備等のための土地の確保が困難な状況にあります。 各世代に応じた居住環境の整備や居住可能な空き家を整備するため、現状調査や町民のニーズ調査の実施、各種支援策を充実し、誰もが安心して住むことのできる「日之影」となるための環境づくりに取組みます。 具体的施策としては、空き家や耕作放棄地で貸し出し可能な場所の情報収集や農地をセットにした物件の整理、リフォームや片付け・空き家撤去に対する支援、移住者に対して家賃や生活費等の支援などを実施しながら、誰もが安心して住むことのできる環境づくりに取組みます。