福岡県春日市は、九州北部・福岡市の南側に隣接し、交通利便性の高い住宅都市であるとともに、国指定史跡須玖岡本遺跡を中心とした弥生時代の遺跡が数多く点在する、弥生文化の薫り高いまちです。 まちづくりにおいては、将来都市像「住みよさ実感都市 かすが ～つながる はぐくむ 支え合う～」の実現を目指し、市民と行政による「協働のまちづくり」の推進、学校・家庭・地域が一体となって子どもたちを育てるコミュニティ・スクールなどの様々な施策を通して、「市民と共に創る、見える市政」を展開しています。 当市では、少子高齢化の到来を踏まえ、将来にわたり活力ある地域社会を維持していくため、「春日市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定しました。これに基づき、「若い世代の結婚から子育てまでの希望がかなうまちづくり」、「九州で最も住みやすい魅力あるまちづくり」、「超高齢・人口減少社会に対応した持続可能なまちづくり」の3つの基本目標に沿った様々な取り組みを行っています。
当市においては、2020年をピークに人口減少傾向にあり、出生率の伸び悩みや若者の市外流出が課題となっています。 これらの課題に対応するため、当市で子育てをしたいと思える環境を充実させ、「出生率の上昇」を目指すと同時に、当市の強みである「住みよさ」をさらに充実させ、「転入転出に伴う人口増を維持」していくことを目指し人口の維持を実現させたいと考えています。 ふるさとコネクトを通じて寄付を募ることで全国各地の企業の皆様に、当市の取り組みを知っていただき、事業の充実とさらなる発展のため、応援したいと思っていただくきっかけになればと思います。
人口減少社会に的確に対応し、市民のニーズや当市の現状、課題などを踏まえ、あらゆる施策を実施し、市への転入・定住の促進や出生率の向上を図るため、3つの基本目標を掲げて推進しています。 1 若い世代の結婚から子育てまでの希望がかなうまちづくり 子育て支援施策の充実、妊娠・出産支援、働き方改革と家族・家庭の役割などに関する普及啓発に取り組み、結婚や子どもについての希望を実現できるような社会を目指す事業です。 2 九州で最も住みやすい魅力あるまちづくり 商工業の振興、交通機能など都市機能の充実、学校教育の充実、安全・安心のまちづくり、生活環境の保全、まちの魅力PR、地域人材の育成、U・Iターンの促進に係る施策を展開し、九州で最も住みやすい魅力あるまちづくりに取り組む事業です。 3 超高齢・人口減少社会に対応した持続可能なまちづくり 住民主体のまちづくりの推進、持続可能な社会保障制度の実現、都市の再構築、行財政改革の推進に係る施策を展開し、超高齢・人口減少社会に対応した持続可能なまちづりに取り組む事業です。
人口減少・少子高齢化や東京一極集中の進行により、地方創生への取り組みがより一層求められています。当市においても、2020年をピークに人口減少傾向にあり、出生率の伸び悩み、若者の市外流出が課題となっています。 2020年の国勢調査によると、人口総計は11万1,023人で、県内市町村で6番目に多く、人口密度は7,846人／平方kmで、九州・沖縄地区で一番高い市町村ですが、このまま何も手を打たなければ2060年には当市の人口は約9万人となることが推計されており、財政運営への影響や地域コミュニティの維持ができなくなるなど、重大な局面を迎えることが予想されます。そうならないためにも、これらを喫緊の課題として受け止め、あらゆる角度から持続可能なまちづくりを行う必要があります。
春日市は県内で一番面積の小さな市です。福岡都市圏のベッドタウンとして発展し、昭和40年（1965）ごろから人口が急増し、2022年4月1日に当市は市制50周年を迎えました。この節目に、これからの50年を見据え、これまでつくり上げてきた都市基盤に磨きをかける「春日新50年プラン」をスタートさせました。これは3つの視点（3つのプラン）から「協働のまちづくり」のハード面の基盤整備を推進するもので、西鉄春日原駅周辺の「中心拠点（都心）」や、総合スポーツセンターやふれあい文化センターが集積する「市民活動交流拠点」などを中心に、コンパクトで充実した都市基盤の整備を進めています。 また、少子化に対応する教育・子育て支援施策、地域共生社会に向けた高齢者・障害者などへの重層的支援体制の確立、災害対策など目の前の課題にしっかりと向き合いながら、長期的な視点に立った都市づくりも進めてまいります。 ご支援のほど、よろしくお願いいたします。
