銀山温泉景観保全プロジェクト山形県 | 尾花沢市

インバウンド観光客の増加に伴い、各国の文化の違いに起因する路上マナーや公衆トイレの使い方など衛生面の問題が発生しています。 現在、公衆トイレの維持管理は銀山温泉組合で行っておりますが、管理体制の充実を図るとともに、外国人に対するマナー啓発にも努めていく方針です。 一方では、公衆トイレ自体に修繕が必要なほか、観光案内所の老朽化やキャパシティ不足など、整備が必要な施設もいくつかみられますので、企業の皆様から寄付金をいただくことができれば、これら銀山温泉の観光に関する取り組みに充当したいと考えています。 なお寄付金について、本プロジェクトで行う個別の事業への使途をご希望の場合は、可能な限り添えるようにいたします。 また、予定している事業以外への使途をご希望の場合は、ご相談のうえ、しっかりと検討させていただきます。

本プロジェクトは銀山温泉組合、尾花沢市観光物産協会の2団体と市が協働で取り組んでいます。 具体的な施策は、「観光案内所などが入る観光拠点の整備と、それを活用した魅力発信や賑わいの創出」「公衆トイレの維持管理強化と老朽化対策」のほか、主に降雪期間に問題となる「交通事情の改善」を行います。 交通事情の改善については、温泉街に入る手前に交通誘導員を配置し、日帰り観光の自動車は複合施設の駐車スペースに誘導し、シャトルバスで温泉街へ移動してもらうことで、渋滞を緩和する計画です。 さらに、これらの事業と併行してソフト面の強化も図ります。 2023年11月には実行委員会を組織して、台湾で最大規模の旅行博に参加し当市をPRしましたが、銀山温泉は台湾でも知名度が高い反面、当市の認知度は低いことがわかりました。 そこで今後も可能なかぎり旅行博などに参加し、雪遊びやグルメなど当市の魅力をPRして台湾をはじめとした海外とのコネクションを構築し、市全域へのインバウンド誘客につなげる方針です。

交通事情の悪化やトイレ事情など、これまでに述べた課題を優先して解決していきたいと考えています。 なお進捗状況については、観光案内所に毎月多く寄せられる、利用された方々のご意見を基に判断していく予定です。 ところで、本プロジェクトをふるさとコネクトで公開しているのは、抜群の知名度を誇る銀山温泉に比べ知名度が低く、市全域における観光の活性化が必要な当市の取り組みを多くの方々に認知していただき、まちを応援していただける企業様を少しでも増やしたいためでもあります。 当市のような地方の自治体は、入札以外で企業様とつながる機会は少なく、特に県外の企業様との接点はほとんどないのが現状です。 そこで今回の企業版ふるさと納税の活用を機に、寄付に留まることなく事業提案をいただくなど、パートナーシップを結んで協働できる企業様を模索し、様々なつながりをもてる関係構築を期待しています。 企業版ふるさと納税（人材派遣型）の活用も、ご提案があればしっかり検討したいと思いますので、様々なご支援・ご提案をよろしくお願いいたします。

尾花沢市の「銀山温泉景観保全プロジェクト」に関心をおもちいただき、ありがとうございます。 いにしえより人々に愛されてきた銀山温泉は、いまや全国的な観光地となり、そのブランド力は海外でも通じるまでに成長しました。 一方で、様々な国からのお客様を迎えるなかで、いくつかの課題が挙がるようにもなっています。 まちの誇りである銀山温泉を、多くの方々に、より快適に心地好く楽しんでいただけるよう、将来につながる整備・対策を施していくとともに、銀山温泉の賑わいを、市全域の活性化につなげていくのが、本プロジェクトの目的となります。 ぜひ、当市のファンになっていただき、お力添えをお願いいたします。 そして、まちと末永くお付き合いください。