岩倉市には3台の山車があり、それぞれ約400年の歴史があります。市指定文化財である岩倉の山車の歴史は、江戸時代前期から始まったと言われています。旧暦6月16日には、神社に3台の山車が揃い祭礼を彩ってきましたが、戦争などにより、昭和30年代には山車曳きは完全に行われなくなってしまいました。山車曳きが復活をとげたのは、市制施行20周年の翌年、平成4年4月の桜まつりからでした。 3台の山車は、それぞれ約8mもの高さがあり、尾張地区でも最大級を誇ります。春は五条川の桜の中を、夏は提灯の幻想的な光につつまれながら巡行します。同時にからくり人形の実演も行われ、さまざまな表現で県内外から訪れる観客を楽しませています。 また、市内小学校で課外授業として山車文化を伝える授業を実施するなど、次代を担う子どもたちの育成も行っています。 現在、山車はそれぞれの町の保存会によって保存・管理されていますが山車の復元から30年以上が経過し、大規模な修繕が必要になってきています。将来にわたり岩倉市の山車文化を次世代に引き継いでいくために、山車の保全に取り組んでいきたいと考えています。
山車の復元から30年以上が経過し、大規模な修繕が必要になってきています。 江戸時代から約400年近く続く山車の伝統文化を絶やさず後世につないでいくために、山車やからくり人形などを保全していくことが重要であると考えています。 山車文化を将来に引継ぎ、山車巡行を安全に滞りなく実施するためには適切に修繕を行う必要があります。
約400年続く岩倉の山車文化を絶やすことなく継承し、未来につなげていくために、山車やからくり人形などの修繕に活用します。 岩倉市の山車の魅力を広く発信し、地域の文化振興、後継の育成につなげていきます。
山車の復元から30年以上が経過し、大規模な修繕が必要になってきていますが山車やからくり人形の修繕費は高額で、管理を行う山車保存会だけでは修繕費を賄うことができない状況です。山車文化を将来に引継ぎ、山車巡行を安全に滞りなく実施するためには適切に修繕を行う必要があります。
春・夏を彩り季節の風物詩になっている岩倉の山車。 桜吹雪に吹かれながら春の日差しに輝く春の巡行。提灯を灯しながら幻想的な雰囲気で岩倉の夜を照らす夏の巡行。それぞれの季節を彩る山車の姿は岩倉市民のみならず多くの人を魅了しています。尾張最大級を誇り、約400年に渡り引き継がれてきた岩倉の山車文化を後世につないでいくために山車の適切な保全に利用させていただきます。 皆様のご支援・ご協力のほどよろしくお願いいたします。