松前町は、四国・愛媛県の中央北部に位置し、海に面した港町でもあり、「小魚珍味発祥の地」としても知られています。 北部に流れる重信川の伏流水が豊富で地下水に恵まれ、美しい田園風景が広がっています。また、大型商業施設「エミフルMASAKI」があり、鉄道・高速道路ともに網羅されており、交通環境が整っていることから、「都市と自然のバランスがよく調和した町」としてベッドタウンとしても人気があります。 しかし、当町の人口は2005年の3万1,540人をピークに、2022年には3万346人まで減少し、2060年には1万8,974 人となると推計されています。減少率は県内のほかの自治体より少ないとはいえ、課題として捉えています。 そこで、恵まれた立地や、農商工バランスが良いことを強みとして生かし、本プロジェクトの基本目標に「子育て世代に、住む場所として選ばれる松前町づくり」や「産業振興、産業連携による活発で活力ある松前町づくり」など後述の3つを掲げ、人口減少や少子高齢化の進行による地域経済の縮小や地域社会の衰退などの負のスパイラルに歯止めをかけることを目指します。
「平成の大合併」の際、当町は、単独町政の道を選び、行財政改革を推進してまいりました。土地の利用方法なども時代に応じて変化させてきました。 まちづくりのあり方や地域構造も大きく変わり、町民の価値観や生活意識において、「快適で安全・安心な居住環境づくり」や「生涯健康で生き生きと暮らせるための保健・医療・福祉」及び「教育・文化の充実」を重視する傾向が強まっています。 こうした当町を取り巻く様々な状況に対して的確に対応し、次の世代に誇りをもって引き継いでいくため、本プロジェクトを進めていきたいと考えています。
本プロジェクトでは、以下3つの基本目標を軸に様々な施策を進めています。 1.子育て世代に、住む場所として選ばれる松前町づくり 子どもの幸せが尊重され、子どもをもつ世代が安心して子どもを生み育てられるよう、切れ目のない支援を実施し、将来にわたり安定した人口を維持していきます。具体的には「安心して子どもを預けることができる環境整備」、「地域で子どもを育てる環境づくり」などを進めてまいります。 2.産業振興、産業連携による活発で活力ある松前町づくり 農・水・商・工など、それぞれの分野における雇用機会の確保や創出を図ります。また、各分野の垣根を越えた連携を強化することにより、活発で活力あるまちを実現します。企業誘致の促進や地場産業の活性化を進め、海産珍味やハダカムギなど当町の特産物のブランド化を進めてまいります。 3.安全・安心で賑わいあふれる元気な松前町づくり 住民が安心して暮らしていけるよう、将来にわたり「元気なまちづくり」を進めます。具体的には、消防団詰所の整備やホッケーによるまちづくり、コミュニティバスの運行支援などを行っています。
人口減少や少子高齢化が進むと、地域における担い手不足やそれに伴う地域産業の衰退、さらには地域コミュニティの希薄化など、様々な課題に直面することにつながります。 これらの課題に対応するため、結婚・出産・子育ての希望実現を図って人口自然増につなげ、また安定した雇用の創出を進めることで地域の活性化及び定住を目指します。 多くの町内外の方に当町のファンになっていただけるようなまちづくりを進めてまいります。
松前町は、松山市に隣接し、町内に伊予鉄道とJRを合わせて6つの駅があり、松山空港や高速道路のインターチェンジなど主要交通拠点にもアクセスが良く、松山市へは町の中心部から車や電車で20分程度と交通の便に優れています。 国道56号線を中心に、西は大型ショッピングセンターや工業団地があり、東には、愛媛県三大生産地のハダカムギなどの農業が盛んです。水資源にも恵まれ、のどかな田園風景のなかに、湧水を利用した親水公園が3カ所あります。 小さい町ながら農水商工のバランスのとれた町で、町内で「衣・食・住」が完結できる「ライフタウン」として非常に恵まれた町です。 そんな当町の「恵み」を最大限に生かすことで、一生住み続けたいと思えるライフタウンとしてのさらなる発展があると信じています。 当町をより良い町にするため、ライフタウンの実現を目指し、まちづくりに全力で取り組んでまいります。 これら取り組みのさらなる充実に向けて、ふるさとコネクトを通じ、全国の企業の皆様のご協力とご寄付を頂戴することができれば幸いです。 ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。