【寄付先探しのヒント】3つの自治体が連携したSIBを活用したヘルスケア事業
2021-11-19 08:00:00
運動

新潟県見附市、千葉県白子町、兵庫県川西市が進める「飛び地型3自治体連携プロジェクト」は、超少子高齢化社会という難題に対し、3つの自治体と民間事業者、大学が連携する先進的な取り組みです。民間事業者とはSIB(成果連動型民間委託契約の一種)を締結することで高い効果を求め、大学は継続性を目指して評価と提案を行います。SIBを用いた健康づくり施策はまだ珍しく、健康推進に関心の高い企業にとって、注目のプロジェクトといえます。

【新潟県・見附市】「健幸まちづくり」に向けた成果連動型手法(SIB)を活用した自治体連携ヘルスケアサービス構築事業

ジム
運動を習慣づける健康運動教室と、健康診断やウオーキング、運動プログラムの参加者にポイントを付与する健幸ポイント事業を展開。この両輪によって市民の「健幸寿命」を延ばし、100歳になっても「生きがいをもって暮らせるまち」を目指しています。このプロジェクトでは、30歳以上の人たちの参加が重要と考え、健康への関心が低い人への参加を促すための、「健康情報の伝道師(健幸アンバサダー)」制度も導入。家族や市民同士の、口コミを活かした取り組みを行うなど、市民と行政が一体となるよう工夫を凝らしながら健康増進に取り組んでいます。産学のノウハウを活かして、参加するだけに留まらず、歩数の変化や継続率などにも注目し、確実に課題解決につなげています。

ここまでの取り組みによって、子どもから高齢者までが、「運動習慣がついて目に見える成果があった」「人生が楽しく豊かになった」という声が上がっています。

【新潟県・見附市】「健幸まちづくり」に向けた成果連動型手法(SIB)を活用した自治体連携ヘルスケアサービス構築事業

【千葉県・白子町】「健幸まちづくり」に向けた成果連動型手法(SIB)を活用した自治体連携ヘルスケアサービス

健幸まちづくりイメージイラスト
人口約1万1000人、高齢化率約40%(2020年時点)という白子町では、説明会に参加し歩数計をもらった40歳以上の人がただ歩くだけで、プリペイドカードと交換できるポイントが貯まっていく健幸ポイント制度を中心に、歩くという行為を習慣化して、「健幸寿命」を延ばす試みを行っています。現在は40歳以上の人の1割以上に歩行習慣が定着することを目指し事業を展開しています。

プロジェクトを実際に運営する民間事業者とは、医療費や介護リスク低減などについてKPI(重要業績評価指標)を設定することで、医療費と介護リスクの抑制に、より効力が発揮される仕組みをつくりました。同時に、健康に無関心な人たちのへの対策としては、「健康情報の伝道師(健幸アンバサダー)」を98名認定し、様々なPR活動を進めています。

すべての町民が、100歳になっても生きがいを感じながら暮らせるまちをつくるべく、これからも工夫を凝らした施策を打ち出していきます。

【千葉県・白子町】「健幸まちづくり」に向けた成果連動型手法(SIB)を活用した自治体連携ヘルスケアサービス

【兵庫県・川西市】歩いて貯めよう!健康とポイント!「かわにし健幸マイレージ」

講義
「かわにし健幸マイレージ」は、「健幸寿命」を延ばし「健幸都市の実現」を目指すことを目的に、活動量計を持ち歩く、体組成測定を行う、スポーツ教室に参加する、健康診断を受診するなど、市が指定した行動を行った人に、商品券と交換できるポイントを付与する取り組みです。

プロジェクトでは30歳以上の人を対象と定め、その10%以上の参加を目標としています。また並行して、健康についての知識を伝える「健幸アンバサダー」を養成。健康に無関心な人から関心のある人まで、すべての市民が、自分にあった健康に関する情報や運動方法を探し、理解し、実践できる力の向上を図っています。
その結果、現在までに対象人口の4%までの普及に成功しました。目標まではまだ差がありますが、2021年3月現在の参加者は約4000人となり、街には活動量計を持ち歩く人が多く見受けられるようになっています。

【兵庫県・川西市】歩いて貯めよう!健康とポイント!「かわにし健幸マイレージ」