永平寺町のプロジェクトページをご覧いただき、ありがとうございます。 永平寺町は、南北には北陸自動車道が、東には中部縦貫自動車道が走り、自動車交通の要衝となっています。 曹洞宗大本山永平寺、松岡古墳群などの歴史文化施設のほか、清流九頭竜川では、鮎とサクラマスの好漁場として知られており、近年ではナミノバ、シカノバというカヌーに親しめる環境も整備されています。また、福井大学や福井県立大学などの教育・学術研究機関が立地しており、学生を中心とした若者が集うまちでもあります。 本町の医療資源には、福井大学医学部附属病院をはじめ、一般診療所が7か所、歯科診療所が7か所あり、高度先端医療から地域医療までの提供体制があります。しかし、超高齢社会に求められる「支える医療」の提供体制には課題がありました。 令和元年に福井大学が指定管理者として運営する「永平寺町立在宅訪問診療所」を開設しました。「支える医療」として在宅医療の充実を図るとともに総合診療専門医や訪問看護に取り組む看護師の育成を目指したものです。在宅医療・介護という選択肢があることを、多職種の連携により周知しながら高齢者等の在宅を支えています。 その他、高齢者の在宅生活を支える配食サービスなどの在宅福祉事業を展開しており、近年では、地域住民の互助による買い物支援や、デマンド型乗り合いタクシー「近助タクシー」の移動に係る支援が少しずつ見えはじめています。
高齢化の進行、疾病構造の変化、感染症の流行など、保健・医療が担い求められる環境は大きく変化しています。また、団塊の世代と言われる方達が75歳以上を迎える2025年は目前に迫っており、介護や生活支援を必要とする人たちの増加は確実視されています。永平寺町で暮らし続けるために必要な環境づくり、互いに支え合う仕組みづくりは、自らが危機感と覚悟を持ちながら担い手となれるよう進めていかなければなりません。 しかしながら、高齢化に伴う扶助費の増加や財政需要の多様化により、当プロジェクトに掲げる事業の財源確保も厳しい状況となっております。このような現状を打破するため、皆様のお力をお貸しください。
永平寺町の地域再生計画では4つの基本目標を掲げています。 (基本目標①)地域特性を活かした、結婚・出産・子育ての希望を叶える (基本目標②)地域資源を活用した安定雇用の創出 (基本目標③)永平寺町への新しい人の流れをつくる (基本目標④)未来を見据えた、生活しやすいまちをつくる 本プロジェクトページでは、4つの目標のうち、住民生活の利便性に特に焦点をあてた基本目標④を掲載しています。具体的な事業内容は下記のとおりです。 ・永平寺町立在宅訪問診療所と連携した在宅医療サービス提供体制推進事業 ・デマンド型乗合タクシー「近助タクシー」 ・地域住民の共助による地域のための新たな移動手段の仕組みづくり これらの事業については未来技術の推進により今後のさらなる発展を目指しています。