航空公園整備と宇宙関連ビジネス支援による「宇宙のまちづくり」
事業分野:人材育成/実証実験の場/事業拡大
募集金額:191,560万円
SDGs
「宇宙のまちづくり」に取り組む大樹町では、航空宇宙実験を行える多目的航空公園の機能拡充を図るとともに、当町を拠点に活動する事業者を支援し、北海道に多くの航空宇宙関連企業が集積する「宇宙版シリコンバレー」の拠点となることを目指します。これにより、若年層も活躍できる多様な雇用を創出し、地域の「しごと」と「ひと」を結ぶ好循環を生み出し、「まち」の活性化を図ることで、人口減少に歯止めをかけます。
地方公共団体 | 北海道大樹町 |
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計画名 |
大樹発!航空宇宙関連産業集積による地域創生推進計画 |
事業分野 |
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関心分野 |
人材育成、実証実験の場、事業拡大 |
課題感 | 戦略検討 |
事業費合計(千円) |
2,472,780千円 |
現在、大樹町多目的航空公園には格納庫が1棟しかなく、実験実施が制限される場合があるため、施設の拡充が急がれます。また、人工衛星を搭載したロケットを発射する射場や、宇宙空間から地球へ戻って来る宇宙往還機が使用できるような滑走路などを整備する必要があります。「宇宙版シリコンバレー」の実現には、これらインフラ整備のほか、当町で航空宇宙関連ビジネスにチャレンジする事業者への支援も欠かせません。
・多目的航空公園機能拡充事業
約1,000mの滑走路を有する公園内に、ロケット射場や宇宙往還機が離着陸可能な滑走路、格納庫など、航空宇宙関連の実験やビジネス展開に必要な施設や機能を拡充します。
・航空宇宙関連ビジネス推進事業
当町に拠点を置いて航空宇宙関連ビジネスにチャレンジする事業者に対し、大樹町航空宇宙産業集積促進事業補助金による支援を行い、「宇宙のまちづくり」を推進します。
大樹町では30年以上にわたって航空宇宙開発事業への取組を進めており、JAXAや民間企業、大学等がさまざまな研究・実験を行ってきました。このような環境や経験を生かし、航空宇宙関連ビジネスの集積による雇用創出や移住・定住者の獲得を行うことで、地域活性化を進めてまいります。多くの企業の皆様からのご支援を、よろしくお願いいたします。
北海道の東部に位置し、東は太平洋、西は日高山脈に接しています。中央部には広大な十勝平野が広がり、農業を中心に漁業、林業を基幹産業として発展してきました。日高山脈から日本一の清流「歴舟川」がまちに流れ、海岸には原生花園が広がり、美しい自然に恵まれた地域です。約30年前から官民一体となって「宇宙のまちづくり」を進めており、大樹町多目的航空公園では、JAXAを始めさまざまな実験が行われています。
課題感
親世代の減少による人口の自然減や、大学進学者などの就職先の不足による社会減が続いており、少子高齢化によって商店街の空洞化や高校の存続に苦慮する状況となっています。状況解決のためには、第2次、第3次産業の活性化はもとより、当町の地勢の優位性を生かした航空宇宙の取組みを核に、企業誘致による雇用創出や移住定住の取組み、航空宇宙と観光を連携した取組みなどが必要です。
施政方針
「活力とやすらぎのあるまちづくり」を理念とし、支えあいの地域社会、豊かさが実感できる住民生活、活力に満ちた産業経済の具現化に向けたまちづくりを住民と協働で進めています。その中で「宇宙のまちづくり」も継続して推進し、実験の実施のみならず、航空宇宙関連企業の誘致を図り、企業の立地などによる地域の活性化につなげていきます。
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