「日本で唯一二つの海をもつ町」で産業を活性化し、働く人をつくる
事業分野:人材確保/人材育成
募集金額:188,000万円
SDGs
東に太平洋、西に日本海を望む「日本で唯一二つの海をもつ町」八雲町は、第一次産業である農業と漁業を基盤に発展してきました。しかし近年は、人口減少や酪農家戸数の減少に伴う担い手不足、漁業では漁獲量の減少やホタテ稚貝のへい死の影響など、地域経済においてさまざまな問題を抱えています。
「自然と人を未来へつなぐ」を将来像に掲げる当町では、豊かな資源を活用しながら地域経済の活性化を図り、働く人をつくり出していくためのさまざまな施策に取り組んでいきます。
主な施策として、「産業を活性化する」ために北海道で初となるサーモン試験養殖事業を立ち上げ、漁業経営の安定と「北海道二海サーモン」の地域ブランド確立を目指します。また、「働く人をつくる」施策として研修牧場を整備し、新規就農希望者の受入れや就農へのサポートをはじめ、八雲町の農業振興を目指します。
地方公共団体 | 北海道八雲町 |
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計画名 |
八雲町産業活性化・雇用創出計画 |
事業分野 |
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関心分野 |
人材確保、人材育成 |
課題感 | 戦略検討 |
事業費合計(千円) |
2,080,000千円 |
取り組みの方針・解決策
当ページをご覧いただきありがとうございます。少子・高齢化が進む現代において、地方で活発な産業活動を維持するには、何か行動を起こさなければいけないと感じています。一方で、IT化や物流業界の変容、働き方改革等によって地方であることのデメリットは少なくなってきており、今後は都市部ではなかなか味わえない豊かな生活への需要が高まることも予想されます。2030年度には北海道新幹線が延伸し、新八雲駅(仮称)が開業予定であり、観光産業の発展にも期待が高まります。
企業の皆様には、寄附を通じて八雲町の産業活性化を応援いただくだけでなく、当町に興味を持っていただければ幸いです。八雲町は上質な農・海産物に恵まれた自然豊かな地域です。ぜひご来町いただき、農業や漁業体験、キャンプなどを職員研修にご活用いただくことで、楽しみながら田舎の魅力を知っていただければと考えております。
2019年度から海中での試験養殖を開始したサーモン試験養殖事業では、八雲地域で300尾、熊石地域で800尾を育成し、生存率90%以上、平均重量は3kgを上回るなど、想定を上回る結果が出ています。2022年12月(予定)からの本養殖、2023年度からの本格出荷、2024年度以降のサーモン種苗出荷に向けて、引き続き試験養殖や河川環境の調査、種苗生産施設の整備を進めていきます。また、民間事業者と協力して行う試験販売や、個人版ふるさと納税での返礼なども検討しています。
研修牧場整備事業は、中心施設である「大関牧場」の2021年4月稼働を目指して現在工事を進めております。この事業は、八雲町、新函館農業協同組合、株式会社不二家、そして地域の生産者が共同出資して設立した株式会社青年舎が運営しています。その他、八雲町と不二家のコラボによる商品開発等を通じて、当町や農業のイメージアップに取り組んでいます。
北海道渡島半島の北部、道南の拠点都市・函館市と全道有数の重工業都市・室蘭市の中間に位置します。町内には、函館市と札幌市街を結ぶ国道5号、渡島半島を横断し太平洋と日本海を最短距離で結ぶ国道277号、日本海側の幹線道路である国道229号が走り、北海道の大動脈となっています。2005年に渡島管内の八雲町と桧山管内の熊石町が合併し、日本で唯一太平洋(内浦湾)と日本海に面する町になったことにちなみ、「二海(ふたみ)」という郡名が付けられています。気候は太平洋側と日本海側で異なります。海洋性気候である太平洋側には夏期に霧が発生することがあるため、この気候を利用して八雲町では古くから酪農業が盛んに行われてきました。
課題感
合計特殊出生率の低下や、中学・高校卒業後の進学や就職に伴う転出等により、人口の自然減・社会減が続いています。その結果、基幹産業として町の経済を支えてきた農業や漁業、林業の担い手不足から、労働力や生産額が低下し、地域経済衰退の一因となることが懸念されます。そのため地域経済を活性化し、人口減少の緩和や合計特殊出生率の上昇を目指すための「産業を活性化する施策」と「働く人をつくる施策」が求められています。
施政方針
「八雲発!自然と人を未来へつなぐ」を町の将来像に掲げ、太平洋と日本海、2つの海をもつ自然豊かな町として歴史を紡ぎながら、さらなる発展を続けていきます。具体的には、再生可能エネルギーの導入や北海道新幹線の開通(2030年度予定)を契機に、八雲町の魅力を積極的に発信し、活発な経済活動のもと笑顔あふれる町をつくります。そしてこれまで積み上げてきた自然と人との多様なつながりを未来へ伝えていきます。
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