水産業発展に寄与した「服部家」を、まちの賑わい交流拠点に
事業分野:
募集金額:96,935千円
SDGs
焼津市の水産業発祥の地とされる浜通り地区に位置し、まちの発展に尽力した「焼津水産翁」の一人である服部安次郎の生家「服部家」を「賑わい交流拠点」として整備し、同地区の活性化を目指します。「海の自然に癒され、健康への気付きを感じる交流拠点」をコンセプトに、地域住民や地元業者等と連携することで、観光客とふれあえる場を創出し、体験プログラムなどを利用して交流人口の拡大や移住・定住の促進につなげます。
地方公共団体 |
静岡県焼津市 |
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計画名 |
やいづ未来戦略推進計画〜オールやいづで躍動する健やかなまちづくりを目指す〜 |
事業分野 |
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関心分野 |
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課題感 | |
事業費合計(千円) |
96,935千円 |
漁業のまち焼津の発展を支えた「浜通り」地区は、さかなのまち焼津の風情を残した趣きのある地区でありますが、観光として訪れる人をおもてなしする拠点がなく、市内の黒潮温泉など魅力的な地域資源からの回遊を呼び込めず、人通りが少なくなっている現状です。歴史あるまちを後世に残し、本地区に訪れる人を増やすため、新たな交流の拠点となる場所の整備が必要となっています。
取り組みの方針・解決策
伝統的な構法を有する歴史的建造物「服部家」を、浜通り地区の「賑わい交流拠点」として保存・活用します。2021年4月のオープンを目指しており、民間団体による運営のもと体験プログラム等を提供することで、地域住民同士や観光客とのふれあいを創出し、交流人口の拡大を図ります。また、市内の観光スポットや商業施設などを結ぶ役割を担うことで回遊性を向上させ、焼津市全体の活性化を図ります。
浜通り地区の活性化に向けて新たなスタートを切る「服部家」には、飲食スペース(カフェ等)やコワーキングスペース等の設置を検討中です。市民はもちろん、市外から「服部家」を訪れる人たちに、同施設、そして焼津市を楽しみながら知ってもらいたいと考えています。体験プログラムやカフェメニューの開発等においては、民間事業者の皆様と協働・連携して進めていきたいと考えています。
「海の自然に癒され、健康への気付きを感じる交流拠点」をコンセプトに、焼津市の魅力である「海」を生かしたグルメやリラクゼーションプログラムの開発に官民連携で取り組んでまいります。地域資源を生かすまちづくりやローカルブランディングに興味をお持ちの皆様には、イベントや企画、商品開発に挑戦していただける絶好の機会になると考えております。さまざまな業界・業種からのご支援・ご参画をお待ちしております。
進捗報告
2019年度は、当プロジェクト実施に向けた地域住民への説明や運営主体となる民間団体の募集・選定、改修工事設計および関連プログラムの構築を行いました。2020年度は「服部家」の改修工事を開始し、2021年4月のオープンを目指して整備を進めています。(画像は改修前)
東京と名古屋のほぼ中間に位置し、市内にJR東海道本線の駅が2つあり、富士山静岡空港から20km圏内と、交通や物流の利便性に優れています。水揚げ額日本一を誇る焼津港に加え、小川港、大井川港を有し、漁業と水産加工業を中心に発展してきました。マグロ、カツオをはじめ、近海もののサバやアジ、しらす、桜えびなどが名産品で、それらを加工したかつお節、缶詰、佃煮、塩サバ、黒はんぺんなどの練り製品も人気です。
課題感
人口減少が避けられない近年の状況において、持続可能な地域づくりを進めるためには、出生数および合計特殊出生率の向上、若い世代の転出の抑制、人口規模に合ったまちづくりなどが課題となっています。これらの解決には、子育てしやすい環境の整備や安定して働ける場の創出、所得の向上、移住・定住の促進、観光客や関係人口の拡大、みんなで支え合う社会の構築など、さまざまな角度からの取組みが求められます。
施政方針
2018年に策定した第6次焼津市総合計画において、「やさしさ 愛しさ いいもの いっぱい 世界へ拡げる 水産文化都市 YAIZU」を将来都市像に掲げ、「住み続けたい、住んでみたい、行ってみたいまち」の実現に向け、市民とともに取り組んでいます。具体的には、「地域資源や特性を『いかす』まちづくり」をはじめとする4つの基本理念のもと、水産業の振興など、焼津らしい施策を推進しています。
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