新しい観光スタイルを目指す、市全域「まるごと博物館」構想
事業分野:事業拡大
募集金額:373,700千円
SDGs
「まるごと博物館」とは、建物の中で展示物を見るという従来の博物館のイメージを変えて、須坂市全域を博物館として捉え、市域のあらゆるところで文化財に触れ、地域の文化を学ぶことのできる仕組みです。市内に点在する多くの文化財や史跡、歴史芸術、郷土食、これらに関わる人すべてを活用して文化振興を図り、市民が地域を誇りに感じられるようにするとともに、観光地や移住・定住地としての地域の魅力を高めていきます。
地方公共団体 |
長野県須坂市 |
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計画名 |
「まるごと博物館構想」を核としたまちの元気創出事業計画 |
事業分野 | |
関心分野 |
事業拡大 |
課題感 | |
事業費合計(千円) |
373,700千円 |
須坂市には地域の魅力は多くあるものの、観光客を引き付けるコンテンツ力が不足しています。市外からの来訪者に須坂市の魅力を尋ねられた際に、自信を持って返答できる市民が少ないため、市民自らが自分たちの地域の文化や資源への理解を深め、魅力を外部に発信していけるような環境作りが必要とされています。また、若者が定住して稼げる・安心して暮らせるまちになるための商業基盤を作ることも課題の一つです。
「まるごと博物館」を通じて市民が須坂市の歴史的・文化的資源を学ぶことで、人と文化が互いに影響し合う循環を作り、市民の地域愛を育みます。また、この構想を市の観光イメージとしてブランディング化し、観光客が市内各所を循環する仕組みや新たな雇用機会の創出につなげることで「稼げる魅力あるまち」のイメージを定着させ、若者の転出抑制と市外からの還流の促進を図ります。
困りごと・寄附企業に求めること
蔵の町並みや、まちに点在する文化施設をはじめ、当市には隠れた魅力やお宝、コアなコンテンツが多くあります。それらを生かし、「新しい観光スタイル」を目指す本事業に協働・連携いただける企業を募集しています。
まちのにぎわい創出と文化の保存・活用の両側面を持つ「まるごと博物館」構想は、2020年度から2022年度まで取り組む3か年事業です。この事業を通じて市民が地域に誇りを感じ、これからのまちの価値をさらに高めていくことを目的にしています。構想実現のため、多くのご協力をいただけたら幸いです。
特記事項はありません。
長野県北東部に位置する須坂市は、明治から昭和初期にかけて製糸業で栄えた歴史を持つまちです。現在も市内には、土蔵造りの旧製糸家建物や大壁づくりの商家などが残り、当時の面影を今に伝えています。少雨で日照時間が長く、一日の寒暖差が大きいことなどから果樹栽培が盛んで、特産品はリンゴや巨峰など。「さくら名所100選」にも選ばれる臥竜公園や北アルプス・北信五岳を望む峰の原高原など、美しい自然景観も魅力です。
課題感
当市の人口は2000年以降減少傾向にあり、とくに20~24歳の若年層の転出が多くなっています。これらの主な原因は雇用機会の減少や地域ブランド力の低下だと考えられ、今後、事業者の後継者や担い手不足、生産年齢世代への負担増加、地域コミュニティ活動の維持等が課題になることが予想されます。住民が安心して働ける環境を整備し、まちの魅力を向上させることで、人口減少の流れをより緩やかにしていくことが課題です。
施政方針
人口減少に歯止めをかけるために、「須坂市にしごとをつくり、安心して働けるようにする」「須坂市への新しい人の流れを創る」「若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる」「安心な暮らしを守るとともに、地域と地域を連携する」の4つのプロジェクトに取り組んでいます。健康づくりの充実や移住定住の促進などの施策を通して、「一人ひとりが輝き、磨かれた『ほんもの』の魅力あふれるまち 須坂」を目指していきます。
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