ふるさとの未来をつなぐ、子育ての“わ”。子ども館「ちるどん」整備事業鹿児島県 | 姶良市

「子育て」が問題化!? そんなことはあってはなりません。 当市は持続的な発展のため、未来を担う子どもたちの健やかな成長を願っています。しかし、少子化や核家族化の進行、地域内でのつながりの希薄化などを要因として、現状では地域のなかで子育て世帯が孤立しがちになっています。子育てに対する不安や負担を感じ、孤立感を抱きながら子育てに臨んでいる保護者も少なくありません。 また、子育てにおける悩みは、深刻な育児ストレスを抱えているものから誰かと情報交換できれば充分というものまで多種多様です。 こうした子育て支援における課題を解決するため、子どもを安心して遊ばせることのできる場所、子育て世帯の育児不安や負担感を軽減するための交流の機会や相談のできる場所の提供など、子育てを総合的に支援する拠点が必要となっています。 今回、皆様のご支援をもとに、子育てに関わる全ての人が安心して子育てに専念できる施設を当市をつくります。そして、「温もり」と「安心」を感じられる、家族の“わ”をつなぐまちにしたいと考えています。

姶良市子ども館を子育て世帯を包括的に支援する拠点施設として整備します。「子育てに温もりと安心を ～子育ての“わ”が広がる『ゆめエリア』～」を施設の基本理念とし、4つのコンセプトに基づいた運営を行います。 ①子育ての“輪”が広がる『ゆめエリア』 　子ども同士、親同士、親子同士のつながりをつくり、育てる場所 ②子育ての“和”が広がる『ゆめエリア』 　気軽に利用でき和むことができる場所、安らぎを得られる場所 ③子育ての“話”が広がる『ゆめエリア』 　気軽に相談ができる場所、話が弾み、対話による仲間づくりができる場所 ④子育ての“環”が広がる『ゆめエリア』 　次世代の育成を支援する拠点、子育てを経験した世代の知恵や情報を引き継ぎ、受け継いでいく場所 一人で悩むことなく、みんなで悩みを共有できる場所を提供するほか、専門の子育て支援員を配置し、市全体で包括的にサポートできる体制を構築します。 また、姶良市子ども館の建設予定地は商店街に隣接しており、イベントや活性化事業の連携も可能な場所にあります。子育てが地域を盛り上げ、地域の“わ”を広げます。

昔と比べると現在は「夏場の危険な猛暑」や「交通量の増加」など、子どもの遊びを制限する新たな問題も多く、外に遊びに出ることが少なくなっています。デジタルデバイスに囲まれ、自然とのふれあいが不足し、昔の子どもたちが経験してきたような自然からの学びの機会があまりありません。 そこで当市では学校や学年の枠を越えた「あいら未来特使団」を結成し、異年齢集団による富士登山など、子どもたちの挑戦を応援し、様々な体験の機会をつくる事業を展開しています。 また、核家族化の影響などによって身近な人から子育てを学ぶ機会が減少しているほか、自治会などの加入率も低下傾向にあり、地域のつながりも希薄化しています。 そうした孤立しがちな家族の悩みを解決すべく、子どもに関する相談をワンストップで受け止め、包括的な相談・支援を行う窓口も設けています。 子育て世帯を包括的に支援する拠点として姶良市子ども館ができることにより、いまよりも、もっともっと安心して子育てができるまちになると考えています。

姶良市子ども館は、子育て世帯を包括的に支援するための中核となる拠点施設です。 すべての子どもたちは、当市の可能性の一翼を担い、未来を託す存在であり、まさに地域の「宝物」。その子どもたちが健全に成長するためにも、子育てを行う保護者の誰もがいきいきと輝き、安全に安心して子育てすることができる環境づくりが重要です。姶良市子ども館を子どもたちがのびのびと過すことができるまちづくり、「子育てのまちあいら」を象徴する施設にすることを目指しています。 昔では考えられなかった問題が子育て世代の親を悩ませているいま、家族の“わ”を育む時間を大切にしてもらうことが、私たちの願いです。夢の施設がこの姶良市にも誕生します。この施設を拠点に、市全体として人と人をつなぐ“わ”を大切にしたいと考えています。 そして、1分でも1秒でも長く家族の時間を育めるように、子育て家庭を支援したいと考えております。 どうか、皆様のご支援で当市の子育てに「温もり」と「安心」をご提供ください。 よろしくお願いいたします。